「AI時代を生き抜く力を身につけてほしい」
「将来、自分の人生を自分で切り拓いていける子になってほしい」
「失敗を恐れず、挑戦を楽しめる子になってほしい」
そんな思いから、非認知能力を育てる習い事を探している保護者の方も多いのではないでしょうか。
近年、非認知能力は将来の学力や社会での活躍にも関わる大切な力として注目されています。しかし、非認知能力は特定の習い事をすれば身につくものではありません。
大切なのは、子どもがさまざまな体験をし、その体験を通して「やってみたい」「できた」「また挑戦したい」という気持ちを育んでいくことです。
この記事では、非認知能力とは何か、なぜ習い事がその成長につながるのか、そして習い事選びで大切にしたい視点について解説します。
非認知能力は、子どもの人生を豊かにする大切な力
非認知能力は「テストでは測れない力」
非認知能力とは、テストの点数や偏差値のように数値では測りにくい力のことです。
知識や計算力のような「認知能力」に対して、
- 自分を信じる力
- 人と関わる力
- 挑戦する力
- やり抜く力
など、人が生きていくうえで土台となる力を指します。
学校の成績だけでは見えにくい力ですが、子どもが将来さまざまな場面で自分らしく生きていくために欠かせない能力として注目されています。
非認知能力の具体的な要素
非認知能力には明確な定義があるわけではなく、さまざまな研究や教育現場で異なる表現が使われています。共通しているのは、テストでは測れない「人としての土台となる力」を指していることです。ここでは、子どもの成長に特に大きく関わる代表的な力をご紹介します。
自己肯定感
自己肯定感とは、
「自分は大切な存在だ」
「自分は自分のままでいい」
と思える感覚です。テストの点数が良かったから。何かで一番になれたから。そうした結果によって生まれるものではありません。
嬉しいときも、悔しいときも、できたことも、できなかったことも含めて、「自分は自分。私は大丈夫」と思える感覚が自己肯定感です。どんな自分も丸ごと受け止めてもらう体験が、自己肯定感を育む土台になります。
主体性
主体性とは、自分で考え、自分で選び、行動する力です。
これからの時代は、正解を教えてもらうだけではなく、自分で考えて行動する力がますます重要になるといわれています。子ども自身が選び、決め、やってみる経験の積み重ねが主体性を育てます。
自己効力感
自己効力感とは、「私はできる」と思える感覚です。
できた経験だけでなく、挑戦した経験や失敗を乗り越えた経験の積み重ねによって育まれます。自己効力感が高まると、難しいことや初めてのことにも「やってみよう」と思えるようになります。
レジリエンス(しなやかに立ち直る力)
レジリエンスとは、失敗や困難な出来事があっても、気持ちを立て直し、再び自分らしくいられる力のことです。
落ち込まないことではありません。悔しい気持ちや悲しい気持ちを感じるのは自然なことです。レジリエンスは、そうした感情を抱えながらも、気持ちを整え、少しずつ元の自分を取り戻していく心のしなやかさです。
レジリエンスは、よく竹に例えられます。強い風が吹くと竹は大きくしなりますが、ポキッと折れることなく、風がやむと元の姿に戻ります。
子どもも同じです。友達とのトラブルや失敗、思うようにいかない出来事があっても、そこから立ち直り、また自分らしく過ごせるようになる力は、これからの人生を支える大切な力になります。
協調性・社会性
協調性や社会性とは、相手の気持ちを考えたり、周りの人と協力したりする力です。学校生活や社会生活の中で欠かせない力であり、人との関わりの中で少しずつ育っていきます。
友達と意見が違ったときに話し合うこと。みんなで一つの目標に向かって協力すること。相手の気持ちを想像すること。こうした経験を重ねることで、自分と相手の違いを受け入れながら関わる力が育まれていきます。これからの時代は、一人で頑張る力だけでなく、多様な人と協力しながら物事を進める力もますます重要になっています。
このほかにもさまざまな非認知能力があります
非認知能力には今回ご紹介したもの以外にも、
- 忍耐力・やり抜く力
- 好奇心
- 創造力
- 表現力
などがあります。これらはそれぞれ独立した力ではなく、お互いに影響しながら育っていきます。
例えば、「やってみたい」という好奇心から挑戦し、できた経験が自己効力感につながり、その積み重ねが主体性やレジリエンスを育てていきます。
なぜ今、非認知能力が注目されているのか
近年、非認知能力は教育現場や子育ての分野で大きな注目を集めています。その背景には、社会の変化や、子どもたちに求められる力の変化があります。
学力だけでは将来の活躍を説明できないから
これまでは、
「良い成績を取ること」
「良い学校に進学すること」
が重視される傾向がありました。
もちろん学力は大切です。しかし近年の研究では、将来の幸福度や社会での活躍には、学力だけではなく、粘り強さや協調性、主体性といった非認知能力も大きく関わっていることが分かってきました。
そのため、「勉強だけでなく、人としての土台も育てたい」と考える保護者が増えています。
AI時代だからこそ人間らしい力が求められているから
AIの進化によって、知識を覚えることや正解を出すことの価値は変化しつつあります。
一方で、
- 自分で問いを立てる力
- 新しいことに挑戦する力
- 人と協力する力
- 自分らしく考える力
などは、これからも人に求められる力だと言われています。だからこそ今、「AI時代を生き抜く力」として非認知能力が注目されています。
変化の大きな時代を生きる子どもたちに必要だから
今の子どもたちは、私たち親世代が経験していないような変化の大きな時代を生きていきます。将来どんな仕事が生まれるのか。どんな社会になるのか。誰にも分かりません。
そんな時代だからこそ、決められた正解を探す力だけでなく、
- 自分で考える力
- 失敗しても立ち直る力
- 自分らしく挑戦する力
がますます大切になっています。
非認知能力は体験の中で育つ
幼児期から小学生時期は非認知能力の土台が育つ時期
非認知能力は何歳からでも育てることができますが、特に幼児期から小学生時期は土台を育みやすい時期だといわれています。この時期の子どもは、毎日の遊びや人との関わりの中で多くのことを学びます。
友達と協力して遊んだこと。勇気を出して発言したこと。できなかったことに挑戦したこと。そんな日々の経験が、主体性や自己肯定感、挑戦する力の土台になっていきます。
非認知能力を育むポイント① 子どもの気持ちや考えを大切にする
非認知能力を育むうえで大切なのは、子どもが「自分の気持ちや考えを大切にしてもらえた」と感じることです。
大人から見れば小さな出来事でも、
「そう思ったんだね」
「それが楽しかったんだね」
と関心を持ってもらえることで、子どもは安心して自分らしさを表現できるようになります。
非認知能力を育むポイント② さまざまな体験をする
非認知能力は、知識として教わるだけでは育ちません。友達と遊ぶことも、習い事に挑戦することも、お手伝いをすることも大切な体験です。
うまくいった経験だけでなく、失敗や悔しさを経験することも成長につながります。大切なのは、結果ではなく、その子なりに挑戦した経験です。
非認知能力を育むポイント③ 「自分にもできる」を積み重ねる
子どもは、小さな成功体験を積み重ねることで、「自分にもできるかもしれない」という感覚を育んでいきます。それは賞を取ることや一番になることだけではありません。
昨日より少し上手になった。勇気を出してやってみた。最後まであきらめずに続けられた。そんな経験も、子どもの自信の土台になっていきます。
なぜ習い事で非認知能力が育つの?
学校や家庭とは異なる経験ができるから
習い事では、新しい先生や友達と出会います。年齢の違う子どもと関わったり、自分とは異なる考え方に触れたりする機会もあるでしょう。
そうした経験は、
- 相手を理解する力
- コミュニケーション力
- 協調性
を育むきっかけになります。
挑戦と失敗を経験できるから
習い事には、さまざまな挑戦の場面があります。発表会や試合、作品づくりなど、自分なりに頑張って取り組む経験は子どもにとって大きな成長の機会です。
もちろん、いつも思い通りにいくとは限りません。悔しい思いをしたり、うまくいかなかったりすることもあります。しかし、その経験があるからこそ、「次はどうしたらいいだろう」と考える力や、やり抜く力が育っていきます。
また、失敗や困難を乗り越えた経験は、レジリエンス(しなやかに立ち直る力)を育むことにもつながります。うまくいかない経験そのものではなく、その経験を乗り越えた体験が、子どもの大きな財産になっていくのです。
「できた!」の積み重ねが自信につながるから
最初はできなかったことができるようになる。勇気を出して挑戦できた。最後までやり切れた。そんな経験は、「自分にもできるんだ」という自己効力感につながります。
そして、その積み重ねが、「次もやってみよう」という前向きな気持ちを育てていきます。
非認知能力を育む習い事の選び方
子どもの「やってみたい」を大切にしてくれる
非認知能力の土台となるのは主体性です。主体性は、大人に与えられるものではなく、自分で選び、自分でやってみる経験の中で育っていきます。
だからこそ、「やってみたい」という子どもの気持ちを大切にできる習い事がおすすめです。
結果より過程を見てくれる
勝ったか負けたか。上手か下手か。結果ももちろん大切ですが、非認知能力を育てるためには、
- 挑戦したこと
- 工夫したこと
- 続けたこと
を認めてもらえる環境が重要です。
失敗しても安心して挑戦できる
子どもは失敗しながら成長していきます。失敗を責められる環境では、「やらない方が安全」になってしまうこともあります。
一方で、「うまくいかなかったね。じゃあ次はどうしてみようか」と考えられる環境では、挑戦する力やレジリエンスが育ちやすくなります。
子どもの話に耳を傾けてくれる大人がいる
先生やコーチの関わり方も大切です。子どもの話に興味を持ち、気持ちを受け止め、一緒に喜んでくれる大人がいる環境では、「自分は大切にされている」という安心感が育まれます。
その安心感は、自己肯定感や主体性の土台になっていきます。
習い事で非認知能力を伸ばすための家庭でのサポート
結果だけでなく体験に目を向ける
習い事のあと、「勝てた?」「上手にできた?」だけで終わってしまうこともあります。
でも、「どんなことが楽しかった?」「どういうふうに頑張ってみた?」と聞いてみると、子どもは体験そのものを振り返ることができます。
その積み重ねが、自分の成長に気づくきっかけになります。
子どもの気持ちを受け止める
嬉しかったことだけでなく、悔しかったこと、うまくいかなかったことも大切な経験です。
「悔しかったね」
「緊張したんだね」
と気持ちを受け止めてもらうことで、子どもは安心して次の挑戦に向かいやすくなります。
頑張ったプロセスを認める
結果だけでなく、その過程に目を向けることも大切です。
例えば、
- 毎日練習を続けた
- 苦手なことにも挑戦した
- あきらめずに取り組んだ
といった行動には大きな価値があります。その頑張りを認めてもらうことで、子どもは「またやってみよう」と思えるようになります。
非認知能力は「習い事+日常の関わり」で育つ
非認知能力は、特別な才能を持った子だけが身につけられるものではありません。毎日の遊びや挑戦、人との関わりの中で少しずつ育まれていく力です。習い事は、そのための素晴らしい機会の一つです。
しかし、本当に大切なのは習い事の種類ではなく、子どもがどんな体験をし、その体験をどう受け止めてもらえるかではないでしょうか。
子どもの「やってみたい」を応援し、小さな挑戦や成長を見守ること。その積み重ねが、非認知能力につながっていきます。
キッズメイトは日々の体験を「成長の実感」につなげます
非認知能力は、特別な体験だけで育つものではありません。
友達と話し合って遊びを決めたこと。
勇気を出して発言したこと。
逆上がりができるようになるために何回も練習したこと。
子どもの毎日の中には、非認知能力につながる体験がたくさんあります。ただ、その価値に子ども自身が気づいていないことも少なくありません。
キッズメイトでは、おはなしコーチとの対話を通して、そんな日々の出来事を振り返ります。「今日は友達と遊び方を決めたの」というお話には、「そっか。みんなで話し合って、自分たちで考えて決めたんだね」と一緒に振り返ります。
すると子どもは、自分が主体的に行動していたことを自覚できます。
また、「逆上がりができるようになった!」というお話には、「おめでとう!何回も練習して、できるまでやり切ったんだね」と一緒に喜びます。
すると子どもは、自分が努力を続けられたことに気づき、その自信がつきます。
キッズメイトは何かを教える場所ではありません。
好きなことや興味のあることを安心して話し、自分の考えや気持ちを言葉にする「おはなしの時間」です。話を聞いてもらい、一緒に喜び、一緒に感動してもらう体験は、自信や主体性の土台になります。
日々の何気ない出来事を、自分の成長体験として意味づけていくこと。その積み重ねが、自己肯定感や主体性、自己効力感、レジリエンスといった非認知能力を育むことにつながると、私たちは考えています。
まずは無料体験セッションで、お子さまの「話したい!」を体験してみませんか。